皆さんこんにちは
株式会社米菓桃乃屋の更新担当の中西です。
~香る新米、焼ける香ばしさ~
11月。風が冷たくなり、木々が色づき始めると、おせんべい屋の工房では新米の香りが立ち込めます。
そう──この季節こそ、おせんべいが一年でいちばん美味しく焼ける時期なんです🍘✨
🌾1. 新米の季節、香りが違う!
おせんべいの主原料である「うるち米」や「もち米」は、秋に収穫されてまさに今が新米シーズン。
この時期の米は水分をほどよく含み、焼き上げるとふっくら香ばしく、甘みが立つのが特徴です。
職人の間では「新米で焼くと音が違う」と言われます。
パチパチと軽やかに弾ける音、米が膨らむ瞬間のふくらみ方、そして焼き立ての香り──
それらすべてが、11月ならではの“生きたおせんべい”を生み出します🔥。
🍘2. 焼きの温度と湿度のバランス
11月の空気は乾き始め、湿度が40〜60%に下がるため、
おせんべいの“焼きのキレ”が格段に良くなります。
夏のように湿気が多いと表面がベタついたり、焼きむらが出たりしますが、
秋~初冬の気候は職人にとっての“天の恵み”。
炭火の温度を一定に保ち、米の表情を見ながらひっくり返す──
その一瞬一瞬が、味の深みを決めるのです。
🍶3. 秋の味覚とおせんべいの相性
秋の夜長には、おせんべいとお茶の組み合わせがぴったり。
玄米茶やほうじ茶の香ばしさが、焼きたて煎餅の香りと溶け合います。
また、11月限定で人気なのが「新米せんべい」や「焼き立て直送便」。
噛んだ瞬間のサクッと感と、米の甘みがふわっと広がる瞬間は、まさに旬の味。
塩味だけでなく、醤油・海苔巻・ごま・ざらめなど、
素材の風味を引き立てるアレンジも続々登場します🍂。
🎁4. まとめ
おせんべいは、“秋の実りを焼く”日本の伝統食。
新米の香りをそのまま閉じ込めた一枚を味わえば、
自然とほっとする時間が流れます。
11月は、そんな「香りを楽しむおせんべい月間」といえるでしょう🌾✨