ブログ|ももちゃんのおかきせんべい

オフィシャルブログ

ももちゃんのおかきだより~part8~

皆さんこんにちは

株式会社米菓桃乃屋の更新担当の中西です。

 

~マーケ・EC・サステナ:地域一番店の“仕組み化”📣📦🌱~

 

1|EC導線:実店舗の香りをどう再現するか?

  • 焼きたて便:週○回出荷、出荷当日焼成で香り訴求。

  • 小分けアソート:食べ比べ20袋/2,000円台は初回客の“失敗しない”選択肢。

  • サブスク:月1回“季節の便”。会報で米と出汁の小話、職人コラムを同梱📮。

  • レビュー動員:同梱カードにQR+短縮URL。写真レビューは翌月5%OFF。

2|SNS運用:音・割れ・湯気を“伝送”する🎥

  • Reels/ショート:①割れる音(ASMR)②タレ照りのアップ③焼印ドン!の3カットで15秒。

  • ライブ配信:焼成見学+コメントで味を決める“参加型タレ会議”。

  • 季節ハッシュタグ:#新米 #花見 #新茶 #土用の丑の日前後(山椒せんべい)など、暦と絡めて回遊。

3|CRM:名入れ顧客=資産

  • 法人台帳:周年・決算・式典カレンダーを保持→提案先回り

  • 法要・内祝テンプレ:のし文言・相場表・納期チャートをPDF化し即提出。

  • RFM分析:リピート×高単価客に“職人の私信(直筆カード)”。体温のある顧客体験でLTVが伸びる💌。

4|配送・包装:体験価値の延長

  • 個包装の脱酸素剤で香りキープ→“開けたときの香り”は最大の感動スイッチ。

  • 簡易パッケ+ギフト映えの二刀流。環境配慮と“贈り物の顔”を使い分け。

  • 割れ対策:緩衝材は過剰NG。大袋は角丸袋で破袋防止、レビューに「割れ少」の声を増やす。

5|サステナ:米ぬか・割れ煎の行き先まで語る🌱

  • 米ぬか→地元農家へ(土づくり/鶏餌)

  • 割れ煎→お徳用でフードロス削減。売上の一部を学校図書へ寄付する“割れに意味”プロジェクト📚

  • 包材:紙帯+透明最小限、印刷は単色でインク削減。環境方針をサイトに明記。

6|観光・地域連携:まちの“香りの発信所”に

  • 焼き体験工房:30分で焼印体験→SNS拡散率が段違い。

  • 茶舗・醤油蔵・味噌蔵合組試食会を月1で開催。異業種の固定客に広がる。

  • 学校食育:米・出汁・発酵の授業→家族の会話に店名が出る。最強のブランディング🎓。

7|指標管理:現場が動く数字だけ

  • 歩留まり(焼割れ率/包装破袋率)

  • 鮮度日数(焼成→販売までの平均経過)

  • UGC件数/月(写真付きレビュー)

  • ギフト比率(粗利牽引)
    “数字の意味”を壁に貼り、朝礼で1分共有。小さな改善の積み上げが地域一番を作る。

8|まとめ

香り・音・歯ざわりという非言語の美味しさを、物語・映像・設計で可視化するのが現代のおせんべい屋の仕事。伝統を守りながら、体験×EC×サステナで未来のお客様を迎え入れましょう。

 

ももちゃんのおかきだより~part7~

皆さんこんにちは

株式会社米菓桃乃屋の更新担当の中西です。

 

~商品開発と売場設計:“小粒でも勝てる”ラインナップ戦略 🧳🛒~

 

1|コア・バリエ・季節:三層で組む

  1. コア(定番):醤油・塩・海苔・胡麻。売上の5〜6割を担う柱。

  2. バリエ(味変):黒胡椒・チーズ・カレー・ゆず七味・出汁。リピートの口実を作る。

  3. 季節:春(桜塩/菜の花しお)、夏(シークヮーサー/塩レモン)、秋(新米・きのこ)、冬(海老・昆布・黒糖)。話題化と来店動機を担う🌸☀️🍁❄️

2|“食感レンジ”で客層を広げる

  • 堅焼き:噛む満足派。厚焼き・黒胡椒・旨辛が好相性💪

  • 薄焼き:軽やか・上品。出汁塩や白醤油で“色薄×香り高”に。

  • 揚げせん:外サク中ホロ。甘辛だれ+胡麻で“止まらない”中毒性。

  • サクほろ米粉クッキー系:茶請け・ギフト映え🍪(小麦不使用訴求も可)

3|価格帯と内容量:心理価格の“段差”をつくる

  • ワンコイン(日常):300〜600円/小袋(職場差し入れ・自分用)

  • ギフトミドル:1,200〜2,500円/詰め合わせ箱(法要・訪問手土産)

  • プレミア:3,000〜5,000円/地域限定・焼印名入れ・缶入り(贈答)
    同時に**“軽・中・重”の重量感**で、シーンに合わせた選択肢を明快に。

4|売場動線:香りと実演で“足を止める”

  • 入口:実演焼き→香りで引き込み、焼き立て限定を提案

  • 中央:試食台→“堅・薄・揚”の三種比較で違いを体験

  • 奥:ギフト壁面→季節短冊とサンプル箱で“持って帰る姿”を想像させる
    POPは原料・出汁・焼印の意味を物語で書く。「なぜこの味か?」に答えると価格に説得力が増します📝。

5|名入れ・焼印・別注:BtoBの掘り起こし

  • 焼印名入れ:企業ロゴ・式典・周年記念。最小ロットと納期の明確化が決め手。

  • 色付き砂糖掛け:学校・スポーツクラブカラーで映える📣

  • 味の監修コラボ:地元醤油蔵・酒蔵・海苔店と“地域共創”物語を作る。

6|アレルゲン・ハラール・グルテンフリーへの配慮

  • 米菓はアドバンテージ大。小麦・乳・甲殻が入る味は明示。

  • ビーガン対応(魚介エキス不使用)ラインを一部用意→インバウンド需要に強い🌍

7|まとめ

品揃えは“世界観の翻訳”。米と出汁の物語を、食感・価格・包装・実演で伝え切ること。次回はEC/SNS/サステナまで含めた“売れる仕組み”を総仕上げします📣📦🌱。

 

ももちゃんのおかきだより~part6~

皆さんこんにちは

株式会社米菓桃乃屋の更新担当の中西です。

 

~製法の科学:米と水と熱がつくる「カリッ&ホロッ」🧪🔥💧~

 

1|原料米の選定:食感の80%は米で決まる

  • うるち米:硬焼き・噛み応え重視。アミロース多め→パリッと割れ、歯切れ良い。

  • もち米:ソフト&膨化の伸びが良い。アミロペクチン主体→口溶け・香ばしさが華やぐ。

  • ブレンド比率:天候や新米/古米で吸水率が変わるため、目標水分(生地)を基準に逆算。

吸水と浸漬

米粒の中心まで水を入れる“浸漬”は、後工程の糊化と膨らみに直結。低温長時間で芯まで均一に。季節変動で吸水時間を見直すのが“歩留まりと均質化”の要です。

2|蒸し・製粉・成形:デンプンの糊化コントロール

  • 蒸し:80〜100℃帯でデンプンが糊化→粘弾性が出る。ムラは割れ・欠けの原因。

  • 製粉/臼引き:米の粒度で気泡の入り方が変化(粗め=ワイルドなヒビ、細かめ=均一で上品)。

  • 成形:圧延厚みは“焼成時間・内部水分・割れパターン”を決める設計変数。薄焼き=高温短時間/厚焼き=中温長時間が基本。

3|乾燥:内部水分を“閉じ込めず、逃がし過ぎない”

焼成前乾燥の目標は表層サラッ、芯しっとり

  • 過乾燥:焼成で焦げやすい、タレが弾く

  • 過湿:膨らみ不足、べたつき、保存性低下
    棚乾→温風乾の二段管理や、夜間・早朝ロットの微調整が歩留まりを救います。

4|焼成:メイラード反応と褐変の設計🔥

香りと色は温度×時間×水分の三位一体。

  • 一度焼きで“下地香”を作り、

  • タレ付け→追い焼きで“照り艶・キレ味”をのせる二段/三段が王道。
    網の温度ムラはローテーションで均す。職人は音(パチパチ)と香りで完焼タイミングを読む👃👂。

5|タレ:糖度とアミノ酸のバランス

  • ベース:本醸造醤油+味醂・砂糖。**Brix(糖度)**で粘度を、窒素分で旨味を設計。

  • 追い塗りの回数:1回=軽快、2回=照り強、3回=コク深。

  • 塗布温度:生地温が高いほど浸透が進み、香り立ちが濃くなる。

6|トッピングと後がけオイルの科学

  • 胡麻・青のり・七味:油脂分や精油が香りの“持続”を担う。

  • 海苔:水分移行でしんなりしやすい→個包装 or 食べ切り設計

  • 後がけ米油/ごま油:0.2〜0.5%の微量で香り“跳ねる”。過多はベタつきの元。

7|品質・衛生:HACCP思考で“当たり前品質”を仕組み化

  • CCP例:加熱温度・中心水分・金属探知・異物混入

  • 官能評価の型:割れ音・口溶け・後味時間(秒)をチームで数値言語化

  • 保存:水分活性と塩の吸湿性を意識。袋内の脱酸素剤はロットに合わせて最適化。

8|まとめ

「狙った食感と香り」は“米×水×熱×時間”の数式で再現可能。伝統の勘をデータで補助し、ぶれない看板商品を育てましょう。次回は商品開発&売場設計。小ロットでも利益を残すラインナップ戦略を解説します🧮✨。

 

ももちゃんのおかきだより~part5~

皆さんこんにちは

株式会社米菓桃乃屋の更新担当の中西です。

 

~おせんべいの歴史と地域文化:日本人の“カリッ”という記憶 🍘⛩️~

 

1|「米菓」というカテゴリーの成り立ち

おせんべいは広義の「米菓(べいか)」に含まれ、煎(い)る・焼く・揚げるなどの加熱工程で米のデンプンを糊化→乾燥→再加熱し、香ばしさと歯ざわりを作る日本独自の食品文化です。奈良・平安期に寺社の供物として“焼き菓子”が登場、江戸期には醤油醸造の普及・米流通の安定化・街道の発達を追い風に、行楽と土産文化とともに一気に大衆化しました🚶‍♀️🧺。

  • 寺社の門前:焼き餅・草餅などの供物文化が土台

  • 江戸の下町:醤油・砂糖の流通で“甘辛”の味覚が花開く

  • 街道文化:日持ちする携行食として旅人に愛用(塩・味噌・海苔で栄養と塩分を補給)

2|関東と関西、二大系統の違い

同じ「せんべい」でも、東西で“噛みごたえ”に明確な違いが生まれました。

  • 関東系(硬焼き):うるち米主体。バリッと硬め、醤油タレを染み込ませて二度焼き🔥

  • 関西系(やわ焼き/多様):素材や出汁の風味を生かし、軽い食感。えび・青のり・胡麻などの具材使いが巧み。

さらに、全国には多彩な“地の味”が存在。柿の種(新潟)や南部せんべい(岩手・青森)※小麦主体のものもあり、瓦せんべい(関西)など、地域の水・米・醤油・塩・海藻の違いが味の個性を育ててきました。

3|おせんべいと年中行事🎍

米は日本の祭事と不可分。ハレの日の贈答、法要の供物、地元祭りの縁起菓子としても役割を担ってきました。

  • 正月:干支や松竹梅の焼印入り、福を呼ぶ図柄が人気

  • 節分:豆菓子と合わせた「鬼は外」パッケージ

  • 新茶時期:緑茶との相性訴求。塩・海苔・わさび系が好相性🍵
    贈答文化の“意味”を物語化することで、店舗は価格以上の価値(ストーリー)を届けられます。

4|おせんべい屋の系譜と“手焼き”の魅力

手焼きは、火と水分と時間の三角バランスを身体で覚えた職人芸。

  • 生地の含水率で“膨らみ方”と“ヒビの走り方”が変化

  • 焼き網の温度帯(強火の遠火/近火)で香ばしさの質が決まる

  • タレの糖度・粘度・塗布回数で「艶・照り・浸透」が変わる
    ライブ感のある店頭手焼きは、香りで人を呼び込み、体験が記憶になってリピートを生みます。職人の所作は最高のマーケティング資産です✨

5|まとめ

おせんべいは“保存性の高い主食の化身”。歴史・行事・旅・土地の味が幾重にも折り重なった日本の食文化そのものです。現代のおせんべい屋は、この文脈を解きほぐして提供価値を再編集する「食文化の編集者」。次回は製造工程の科学へ。米粒がなぜ“カリッ”に変わるのか、現場で活きる理屈を紐解きます🧪🍘。

 

 

ももちゃんのおかきだより~part4~

皆さんこんにちは

株式会社米菓桃乃屋の更新担当の中西です。

 

~愛される~

お茶請けの定番にして、差し入れや手みやげでも外さない。
なぜおかき・せんべいはここまで日常に定着しているのでしょう。長く愛され続ける“秘訣”を、味・文化・体験の3視点で整理しました。


1) 香ばしさ×塩みの黄金比

米の甘みを引き立てるのは、直火や鉄板で生まれるメイラード香と、後を引くほどよい塩み。甘口(ざらめ・キャラメル)から辛口(七味・黒胡椒)まで振れ幅が広く、誰にも“ちょうどいい”が見つかります。

2) “サクッ”という音の快感

割った瞬間の軽快な破断音、鼻に抜ける香り。音と香りの体験値が高いお菓子は、満足感が長続きします。ASMR的な心地よさも人気の理由。

3) お茶・お酒・コーヒー、全部に合う

緑茶・ほうじ茶はもちろん、コーヒーや紅茶、ビールやハイボールとも好相性。

  • 甘じょっぱ系 → カフェラテ/紅茶

  • 海苔・海老・黒胡椒 → ビール/ハイボール

  • 素焼き・塩 → 煎茶/ほうじ茶

4) 食べきりやすいサイズ感

一口大から薄焼きの大判まで、少量で満足できるのが米菓。デスクのおやつにも、子どものおやつにも使いやすい。

5) 個包装の安心・配りやすさ

湿気りにくく、清潔。差し入れ・配り菓子としての使い勝手が抜群です(袋商品ののし対応は不可のものもあるので事前確認を)。

6) 行事と結びつく“日本の記憶”

ひな祭りのひなあられ、年末年始の揚げおかき、旅みやげのご当地せんべい。季節・土地と結びつく文化的ストーリーが、食べる楽しみを増幅します。

7) うるち米×もち米の二刀流

  • せんべい(うるち米中心):軽快で歯切れ良し

  • おかき・あられ(もち米):弾ける食感と米の旨みが濃い
    原料の違いが食感の多様性を生み、飽きさせません。

8) 焼きの妙——職人技が生む“顔”

直火・遠赤外線・鉄板挟み焼きなど焼成方法で味が激変。タレの含ませ方や乾燥の度合いも工房の個性。クラフト感が“推しの一枚”を生みます。

9) 常温・日持ち・持ち運びやすい

乾菓子ゆえに保存性が高く常温OK。移動の多い現代の暮らし・仕事にもぴったり。

10) 手頃な価格で“ちょっと幸せ”

100円台の小袋から贈答箱まで価格帯が広い。日常の“プチご褒美”からフォーマルな贈り物まで、使い分けが効きます。

11) 地域性と物語性

米・水・醤油・海苔——土地の素材が味に乗るから、旅先でつい買いたくなる。食べ比べるほどに、産地の違いが楽しいジャンルです。

12) 進化をやめない

伝統の醤油・海苔はもちろん、スパイス系、チーズ、ナッツ、キャラメルなど新顔も続々。クラシックとモダンが共存し、世代を超えてファンを広げています。


さらにおいしく楽しむコツ

  • 保存:開封後は密閉容器+乾燥剤。個包装は食べる分だけ開封。

  • 復活ワザ:湿気ったらトースターで20〜40秒。香りと“サクッ”が戻ります。

  • 食べ比べのテーマ例

    1. うるち米(せんべい)vs もち米(おかき)

    2. 直火焼き vs 鉄板挟み焼き

    3. 素焼き・塩・醤油・甘口(ざらめ/キャラメル)

  • ペアリング:塩=煎茶、甘じょっぱ=ブラックコーヒー、スパイス=炭酸割。


おかき・せんべいは、米の甘み・焼きの香ばしさ・音の快感という三拍子に、文化性・利便性・多様性が加わった“ロングセラーの条件”をすべて満たすお菓子。
今日の休憩は、焼きの表情や味の設計に少しだけ意識を向けてみてください。きっと、いつもの一枚がもっとおいしく、もっと特別に感じられます。

ももちゃんのおかきだより~part3~

皆さんこんにちは

株式会社米菓桃乃屋の更新担当の中西です。

 

~おかき・せんべい~

お茶うけの定番として愛されるおかき・せんべい。実は、原料や製法、地域によって姿を変えながら、日本の米文化とともに発展してきました。起源から現代の多様化まで、通史でたどってみます。


用語の整理:せんべい・おかき・あられの違い

  • せんべい:主にうるち米(または小麦粉)を生地にして伸ばし、焼く・乾燥させる。関東では「醤油せんべい」が代表格。

  • おかき/あられもち米でついたを乾かして、焼くまたは揚げる。大きめが「おかき」、小粒が「あられ」(雹=あられが語源)とされます。

  • 地域差も大きく、関西では小麦を使う「瓦せんべい」など小麦系せんべいも根づいています。


1. 起源(古代〜中世)

  • 古代から米は神事と深く結びつき、干した餅を焼いた焼き餅はハレの日の供え物にも。

  • 「煎餅(せんべい)」という語は中国渡来の菓子名(小麦の薄焼き“煎餅=ジィエンビン”)に由来する表記が日本で転用されたとされ、呼称は諸説あります。


2. 町人文化が育てた味(江戸時代)

  • 関東では、利根川水運と醤油醸造(野田・銚子)の発展が重なり、焼いた生地に醤油ダレを塗っては炙る「江戸前の醤油せんべい」が街道筋の名物に。埼玉の草加は旅人の土産として知られるように。

  • 関西では公家・寺社文化の菓子技が洗練し、餅を干して焼くおかき・あられや、小麦粉に卵・砂糖を加える瓦せんべいなどが確立。

  • ひな祭りにひなあられを食べる風習も江戸〜明治にかけて広まりました(甘味中心の関東、しょうゆ風味の関西など地域差あり)。


3. 近代化と全国ブランドの誕生(明治〜大正)

  • 精米技術・乾燥技術が進歩し、通年で均質な生地づくりが可能に。

  • 鉄板・金網・木型など道具の改良で生産効率が上がり、土産物から日常のおやつへ。

  • 大正期には、今も親しまれる**新形状(例:半月や三角、柿の種状など)**が生まれ、バリエーションが一気に拡大。


4. 大衆スナック化(昭和〜平成)

  • 戦後の食生活の安定とともに需要が急増。連続焼成炉・ガス遠赤外線オーブン・熱風乾燥機などの導入で大量生産が可能に。

  • 個包装乾燥剤の普及(1960〜70年代)でサクサク感の長期保持が実現。贈答・配り菓子として全国区へ。

  • ざらめ・海苔巻・七味・チーズ・バターしょうゆ、揚げおかきなど、味づくりが多彩に。地域色や土産文化も相まって“ご当地せんべい”が花開きます。


5. いま:匠の技と新発想(令和)

  • 原料米の産地指定やブレンド研究、グルテンフリー志向、海外輸出の拡大(“Rice Crackers”“Arare”として定着)。

  • 伝統の手焼き・挟み焼きを現代に磨き直したクラフト系も人気。鉄板で挟んで香ばしさを閉じ込める製法は、焼き色・香り・食感のコントラストが魅力で、昔ながらの“焼きの妙”を再発見させてくれます。


せんべい・おかきが長く愛される理由

  1. 米の国の普遍性:原料が身近で、茶文化とも抜群に合う。

  2. 保存性と携帯性:乾菓子ゆえに贈りやすく、旅や街道文化と共鳴。

  3. 火加減のドラマ:同じ生地でも焼き・揚げ・タレの含ませ方で味が化ける“職人の余白”。

  4. 地域性:水・米・醤油・海苔など土地の個性が味に乗るため、旅の楽しみになる。


作りの基本工程(代表例)

  1. 原料米を洗米→浸漬→蒸す

  2. 窯でつく(もち米は餅に)/うるち米は粉砕・練り

  3. 成形(伸ばす・切る・型抜き)

  4. 乾燥(旨みを凝縮)

  5. 焼成または揚げ

  6. たれ付け・塩振り・海苔巻きなど仕上げ

細部は産地や工房ごとに異なり、ここに“味の個性”が宿ります。


小さな年表

  • 古代:焼き餅が神事・供え物に

  • 江戸:醤油流通とともに江戸前せんべい、関西でおかき・瓦せんべいが確立

  • 明治〜大正:製粉・乾燥・型の進化、形や味の多様化

  • 昭和:連続焼成・個包装で大衆化、全国ブランドへ

  • 平成〜令和:クラフト回帰とグローバル化、健康志向・産地表示が進展


おわりに

おかき・せんべいは、米・火・道具・土地の物語です。時代ごとの技術と暮らしが香ばしさに折り重なり、今の一枚へ続いています。
今日のひと休みには、ぜひ焼きの違いたれの含ませ方に意識を向けてみてください。同じ“米菓”でも、歴史と職人の工夫が味わいの奥行きを教えてくれます。

ももちゃんのおかきだより~part2~

皆さんこんにちは

株式会社米菓桃乃屋の更新担当の中西です。

 

~今期限定100個~

鉄板でぎゅっと焼き上げた香ばしさを、ひとり時間にも職場のブレイクにも。
今期限定で人気沸騰中の**「六つ味シリーズ」小袋(50g)が登場です。写真の海苔/海老/塩**のほか、季節に合わせた味わいがラインアップ。気分で選べる“ちょうどいいサイズ感”がとにかく便利!


推しポイント

  • 鉄板焼きの香ばしさ
    表面はこんがり、噛むほどお米の甘み。つい手が止まらない軽い食感です。

  • 50gの小袋
    バッグに入れて持ち歩きやすく、デスクやお出かけのお供に最適。食べきりで湿気りにくいのも◎

  • 味のバリエーション

    • 海苔:磯の香りがふわり。緑茶やほうじ茶と好相性

    • 海老:旨みがギュッ。ビールやハイボールに

    • :シンプルだからこそ際立つお米の旨み。スープやコーヒーとも

  • ちょっとした手みやげに
    かさばらない小袋は配りやすく、差し入れにも喜ばれます。


こんなシーンでどうぞ

  • 在宅ワークの3時のおやつ

  • 会議前後のみんなでつまむお菓子として

  • 休日ドライブやピクニックの持ち歩きスナック

  • 晩酌の軽いつまみとして(海老・海苔がおすすめ)


おいしく食べるひと工夫

  • 開封後は袋口をしっかり閉じるか、密閉容器に移して保存。

  • 少し湿気たかな?と思ったら、オーブントースターで数十秒だけ温めると、焼きたてのサクッが戻ります。


商品情報

  • 内容量:50g

  • 賞味期限:目安3〜4ヶ月前後(製造状況・出荷タイミングにより前後します)

  • 保存方法:直射日光・高温多湿を避けて保存

  • ご注意袋商品の熨斗(のし)対応はできません。


まとめ

気分に合わせて味を選べて、食べきりでちょうどいい。
今期だけの六つ味シリーズ・小袋は、自分用のおやつにも、気の利いた差し入れにもぴったりです。まずは海苔・海老・塩から——あなたの“推し味”を見つけてください。

ももちゃんのおかきだより~part1~

皆さんこんにちは

株式会社米菓桃乃屋の更新担当の中西です。

 

~アイロン煎餅~

テーブルの上に置くだけで絵になる、レトロモダンなパッケージ。
そして、鉄板でぎゅっと挟み焼きした“こんがり面”が香ばしい——それがアイロン煎餅です。ひと口で「お、うまい」と言わせる理由と、シーン別の楽しみ方をご紹介します。


アイロン煎餅のここが推し

  • 鉄板挟み焼き製法で外は軽やか、噛むほど香ばしい。

  • 個包装だから湿気りにくく、配りやすい・持ち歩きやすい。

  • 写真の3フレーバーが秀逸

    • 塩キャラメル:甘じょっぱさがあと引く、コーヒーにも◎

    • 黒胡椒:ピリッと大人味。ビールやハイボールのつまみに

    • 八尾えだまめ:豆の香りがふわっと。緑茶やほうじ茶と好相性

  • 手提げ袋付きで、ちょっとした手みやげがスマートに決まる。


どんな場面で活躍する?

  • おうち時間に:映画や読書のおともに。甘い・しょっぱいを気分でチョイス

  • 職場の差し入れに:個包装で衛生的。デスクに置いても取りやすい

  • 帰省や訪問の手土産に:上品な箱で世代を問わず喜ばれる

  • 晩酌のワンアクセントに:黒胡椒味はチーズやナッツと盛り合わせても◎


おいしく楽しむコツ

  1. 開封後は袋から出しすぎない(個包装を順番に開けると最後までサクサク)。

  2. もし湿気たら、オーブントースターで数十秒軽く温めると焼きたて感が復活。

  3. ペアリング例

    • 塩キャラメル × カフェラテ/紅茶

    • 黒胡椒 × ビール/ハイボール

    • 八尾えだまめ × 煎茶/ほうじ茶


商品情報(ご確認用)

  • 内容量:80g(個包装を含む)

  • 賞味期限:目安3〜4ヶ月前後(製造・出荷のタイミングで前後します)

  • 保存方法:直射日光・高温多湿を避けて保存

  • 手提げ袋付き

  • ご注意:袋商品のお熨斗対応は不可です


“アイロン”の名のとおり、鉄板で挟んで焼き上げた香ばしさが魅力のアイロン煎餅。甘党も辛党も満足できるラインナップで、自分用のおやつにも、気の利いた手土産にもピッタリです。
今日は気分に合わせて、塩キャラメル・黒胡椒・八尾えだまめ——どれからいきますか?

価格改定のお知らせ

平素より『ももちゃんのおかきせんべい』をご愛顧いただき誠にありがとうございます。

昨今の原材料費、物流費、諸経費等の高騰に伴い現行の価格を維持することが困難となりましたため商品の価格改定(値上げ)をさせていただきます。

※一部商品を除きます。

お客様にはご負担をおかけしますが、何卒ご理解賜りますようよろしく

お願い申し上げます

ゴールデンウィーク中の商品発送についてのお知らせ

ももちゃんのおかきせんべいをご利用いただきまして誠にありがとうございます。

誠に勝手ながらゴールデンウィーク期間中以下のとおりの発送予定とさせていただきます。

ゴールデンウィーク休業日:4月29日(火)・5月3日(土)~6日(火)

発送最終日:5月1日(木)

発送再開日:5月8日〈木)

よろしくお願いいたします。