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月別アーカイブ: 2025年8月

ももちゃんのおかきだより~part4~

皆さんこんにちは

株式会社米菓桃乃屋の更新担当の中西です。

 

~愛される~

お茶請けの定番にして、差し入れや手みやげでも外さない。
なぜおかき・せんべいはここまで日常に定着しているのでしょう。長く愛され続ける“秘訣”を、味・文化・体験の3視点で整理しました。


1) 香ばしさ×塩みの黄金比

米の甘みを引き立てるのは、直火や鉄板で生まれるメイラード香と、後を引くほどよい塩み。甘口(ざらめ・キャラメル)から辛口(七味・黒胡椒)まで振れ幅が広く、誰にも“ちょうどいい”が見つかります。

2) “サクッ”という音の快感

割った瞬間の軽快な破断音、鼻に抜ける香り。音と香りの体験値が高いお菓子は、満足感が長続きします。ASMR的な心地よさも人気の理由。

3) お茶・お酒・コーヒー、全部に合う

緑茶・ほうじ茶はもちろん、コーヒーや紅茶、ビールやハイボールとも好相性。

  • 甘じょっぱ系 → カフェラテ/紅茶

  • 海苔・海老・黒胡椒 → ビール/ハイボール

  • 素焼き・塩 → 煎茶/ほうじ茶

4) 食べきりやすいサイズ感

一口大から薄焼きの大判まで、少量で満足できるのが米菓。デスクのおやつにも、子どものおやつにも使いやすい。

5) 個包装の安心・配りやすさ

湿気りにくく、清潔。差し入れ・配り菓子としての使い勝手が抜群です(袋商品ののし対応は不可のものもあるので事前確認を)。

6) 行事と結びつく“日本の記憶”

ひな祭りのひなあられ、年末年始の揚げおかき、旅みやげのご当地せんべい。季節・土地と結びつく文化的ストーリーが、食べる楽しみを増幅します。

7) うるち米×もち米の二刀流

  • せんべい(うるち米中心):軽快で歯切れ良し

  • おかき・あられ(もち米):弾ける食感と米の旨みが濃い
    原料の違いが食感の多様性を生み、飽きさせません。

8) 焼きの妙——職人技が生む“顔”

直火・遠赤外線・鉄板挟み焼きなど焼成方法で味が激変。タレの含ませ方や乾燥の度合いも工房の個性。クラフト感が“推しの一枚”を生みます。

9) 常温・日持ち・持ち運びやすい

乾菓子ゆえに保存性が高く常温OK。移動の多い現代の暮らし・仕事にもぴったり。

10) 手頃な価格で“ちょっと幸せ”

100円台の小袋から贈答箱まで価格帯が広い。日常の“プチご褒美”からフォーマルな贈り物まで、使い分けが効きます。

11) 地域性と物語性

米・水・醤油・海苔——土地の素材が味に乗るから、旅先でつい買いたくなる。食べ比べるほどに、産地の違いが楽しいジャンルです。

12) 進化をやめない

伝統の醤油・海苔はもちろん、スパイス系、チーズ、ナッツ、キャラメルなど新顔も続々。クラシックとモダンが共存し、世代を超えてファンを広げています。


さらにおいしく楽しむコツ

  • 保存:開封後は密閉容器+乾燥剤。個包装は食べる分だけ開封。

  • 復活ワザ:湿気ったらトースターで20〜40秒。香りと“サクッ”が戻ります。

  • 食べ比べのテーマ例

    1. うるち米(せんべい)vs もち米(おかき)

    2. 直火焼き vs 鉄板挟み焼き

    3. 素焼き・塩・醤油・甘口(ざらめ/キャラメル)

  • ペアリング:塩=煎茶、甘じょっぱ=ブラックコーヒー、スパイス=炭酸割。


おかき・せんべいは、米の甘み・焼きの香ばしさ・音の快感という三拍子に、文化性・利便性・多様性が加わった“ロングセラーの条件”をすべて満たすお菓子。
今日の休憩は、焼きの表情や味の設計に少しだけ意識を向けてみてください。きっと、いつもの一枚がもっとおいしく、もっと特別に感じられます。

ももちゃんのおかきだより~part3~

皆さんこんにちは

株式会社米菓桃乃屋の更新担当の中西です。

 

~おかき・せんべい~

お茶うけの定番として愛されるおかき・せんべい。実は、原料や製法、地域によって姿を変えながら、日本の米文化とともに発展してきました。起源から現代の多様化まで、通史でたどってみます。


用語の整理:せんべい・おかき・あられの違い

  • せんべい:主にうるち米(または小麦粉)を生地にして伸ばし、焼く・乾燥させる。関東では「醤油せんべい」が代表格。

  • おかき/あられもち米でついたを乾かして、焼くまたは揚げる。大きめが「おかき」、小粒が「あられ」(雹=あられが語源)とされます。

  • 地域差も大きく、関西では小麦を使う「瓦せんべい」など小麦系せんべいも根づいています。


1. 起源(古代〜中世)

  • 古代から米は神事と深く結びつき、干した餅を焼いた焼き餅はハレの日の供え物にも。

  • 「煎餅(せんべい)」という語は中国渡来の菓子名(小麦の薄焼き“煎餅=ジィエンビン”)に由来する表記が日本で転用されたとされ、呼称は諸説あります。


2. 町人文化が育てた味(江戸時代)

  • 関東では、利根川水運と醤油醸造(野田・銚子)の発展が重なり、焼いた生地に醤油ダレを塗っては炙る「江戸前の醤油せんべい」が街道筋の名物に。埼玉の草加は旅人の土産として知られるように。

  • 関西では公家・寺社文化の菓子技が洗練し、餅を干して焼くおかき・あられや、小麦粉に卵・砂糖を加える瓦せんべいなどが確立。

  • ひな祭りにひなあられを食べる風習も江戸〜明治にかけて広まりました(甘味中心の関東、しょうゆ風味の関西など地域差あり)。


3. 近代化と全国ブランドの誕生(明治〜大正)

  • 精米技術・乾燥技術が進歩し、通年で均質な生地づくりが可能に。

  • 鉄板・金網・木型など道具の改良で生産効率が上がり、土産物から日常のおやつへ。

  • 大正期には、今も親しまれる**新形状(例:半月や三角、柿の種状など)**が生まれ、バリエーションが一気に拡大。


4. 大衆スナック化(昭和〜平成)

  • 戦後の食生活の安定とともに需要が急増。連続焼成炉・ガス遠赤外線オーブン・熱風乾燥機などの導入で大量生産が可能に。

  • 個包装乾燥剤の普及(1960〜70年代)でサクサク感の長期保持が実現。贈答・配り菓子として全国区へ。

  • ざらめ・海苔巻・七味・チーズ・バターしょうゆ、揚げおかきなど、味づくりが多彩に。地域色や土産文化も相まって“ご当地せんべい”が花開きます。


5. いま:匠の技と新発想(令和)

  • 原料米の産地指定やブレンド研究、グルテンフリー志向、海外輸出の拡大(“Rice Crackers”“Arare”として定着)。

  • 伝統の手焼き・挟み焼きを現代に磨き直したクラフト系も人気。鉄板で挟んで香ばしさを閉じ込める製法は、焼き色・香り・食感のコントラストが魅力で、昔ながらの“焼きの妙”を再発見させてくれます。


せんべい・おかきが長く愛される理由

  1. 米の国の普遍性:原料が身近で、茶文化とも抜群に合う。

  2. 保存性と携帯性:乾菓子ゆえに贈りやすく、旅や街道文化と共鳴。

  3. 火加減のドラマ:同じ生地でも焼き・揚げ・タレの含ませ方で味が化ける“職人の余白”。

  4. 地域性:水・米・醤油・海苔など土地の個性が味に乗るため、旅の楽しみになる。


作りの基本工程(代表例)

  1. 原料米を洗米→浸漬→蒸す

  2. 窯でつく(もち米は餅に)/うるち米は粉砕・練り

  3. 成形(伸ばす・切る・型抜き)

  4. 乾燥(旨みを凝縮)

  5. 焼成または揚げ

  6. たれ付け・塩振り・海苔巻きなど仕上げ

細部は産地や工房ごとに異なり、ここに“味の個性”が宿ります。


小さな年表

  • 古代:焼き餅が神事・供え物に

  • 江戸:醤油流通とともに江戸前せんべい、関西でおかき・瓦せんべいが確立

  • 明治〜大正:製粉・乾燥・型の進化、形や味の多様化

  • 昭和:連続焼成・個包装で大衆化、全国ブランドへ

  • 平成〜令和:クラフト回帰とグローバル化、健康志向・産地表示が進展


おわりに

おかき・せんべいは、米・火・道具・土地の物語です。時代ごとの技術と暮らしが香ばしさに折り重なり、今の一枚へ続いています。
今日のひと休みには、ぜひ焼きの違いたれの含ませ方に意識を向けてみてください。同じ“米菓”でも、歴史と職人の工夫が味わいの奥行きを教えてくれます。

ももちゃんのおかきだより~part2~

皆さんこんにちは

株式会社米菓桃乃屋の更新担当の中西です。

 

~今期限定100個~

鉄板でぎゅっと焼き上げた香ばしさを、ひとり時間にも職場のブレイクにも。
今期限定で人気沸騰中の**「六つ味シリーズ」小袋(50g)が登場です。写真の海苔/海老/塩**のほか、季節に合わせた味わいがラインアップ。気分で選べる“ちょうどいいサイズ感”がとにかく便利!


推しポイント

  • 鉄板焼きの香ばしさ
    表面はこんがり、噛むほどお米の甘み。つい手が止まらない軽い食感です。

  • 50gの小袋
    バッグに入れて持ち歩きやすく、デスクやお出かけのお供に最適。食べきりで湿気りにくいのも◎

  • 味のバリエーション

    • 海苔:磯の香りがふわり。緑茶やほうじ茶と好相性

    • 海老:旨みがギュッ。ビールやハイボールに

    • :シンプルだからこそ際立つお米の旨み。スープやコーヒーとも

  • ちょっとした手みやげに
    かさばらない小袋は配りやすく、差し入れにも喜ばれます。


こんなシーンでどうぞ

  • 在宅ワークの3時のおやつ

  • 会議前後のみんなでつまむお菓子として

  • 休日ドライブやピクニックの持ち歩きスナック

  • 晩酌の軽いつまみとして(海老・海苔がおすすめ)


おいしく食べるひと工夫

  • 開封後は袋口をしっかり閉じるか、密閉容器に移して保存。

  • 少し湿気たかな?と思ったら、オーブントースターで数十秒だけ温めると、焼きたてのサクッが戻ります。


商品情報

  • 内容量:50g

  • 賞味期限:目安3〜4ヶ月前後(製造状況・出荷タイミングにより前後します)

  • 保存方法:直射日光・高温多湿を避けて保存

  • ご注意袋商品の熨斗(のし)対応はできません。


まとめ

気分に合わせて味を選べて、食べきりでちょうどいい。
今期だけの六つ味シリーズ・小袋は、自分用のおやつにも、気の利いた差し入れにもぴったりです。まずは海苔・海老・塩から——あなたの“推し味”を見つけてください。

ももちゃんのおかきだより~part1~

皆さんこんにちは

株式会社米菓桃乃屋の更新担当の中西です。

 

~アイロン煎餅~

テーブルの上に置くだけで絵になる、レトロモダンなパッケージ。
そして、鉄板でぎゅっと挟み焼きした“こんがり面”が香ばしい——それがアイロン煎餅です。ひと口で「お、うまい」と言わせる理由と、シーン別の楽しみ方をご紹介します。


アイロン煎餅のここが推し

  • 鉄板挟み焼き製法で外は軽やか、噛むほど香ばしい。

  • 個包装だから湿気りにくく、配りやすい・持ち歩きやすい。

  • 写真の3フレーバーが秀逸

    • 塩キャラメル:甘じょっぱさがあと引く、コーヒーにも◎

    • 黒胡椒:ピリッと大人味。ビールやハイボールのつまみに

    • 八尾えだまめ:豆の香りがふわっと。緑茶やほうじ茶と好相性

  • 手提げ袋付きで、ちょっとした手みやげがスマートに決まる。


どんな場面で活躍する?

  • おうち時間に:映画や読書のおともに。甘い・しょっぱいを気分でチョイス

  • 職場の差し入れに:個包装で衛生的。デスクに置いても取りやすい

  • 帰省や訪問の手土産に:上品な箱で世代を問わず喜ばれる

  • 晩酌のワンアクセントに:黒胡椒味はチーズやナッツと盛り合わせても◎


おいしく楽しむコツ

  1. 開封後は袋から出しすぎない(個包装を順番に開けると最後までサクサク)。

  2. もし湿気たら、オーブントースターで数十秒軽く温めると焼きたて感が復活。

  3. ペアリング例

    • 塩キャラメル × カフェラテ/紅茶

    • 黒胡椒 × ビール/ハイボール

    • 八尾えだまめ × 煎茶/ほうじ茶


商品情報(ご確認用)

  • 内容量:80g(個包装を含む)

  • 賞味期限:目安3〜4ヶ月前後(製造・出荷のタイミングで前後します)

  • 保存方法:直射日光・高温多湿を避けて保存

  • 手提げ袋付き

  • ご注意:袋商品のお熨斗対応は不可です


“アイロン”の名のとおり、鉄板で挟んで焼き上げた香ばしさが魅力のアイロン煎餅。甘党も辛党も満足できるラインナップで、自分用のおやつにも、気の利いた手土産にもピッタリです。
今日は気分に合わせて、塩キャラメル・黒胡椒・八尾えだまめ——どれからいきますか?