ももちゃんからのお知らせ

日別アーカイブ: 2026年7月17日

ももちゃんのおかきだより~定番から季節限定まで~

皆さんこんにちは

株式会社米菓桃乃屋です。

 

~定番から季節限定まで~

おせんべいのおいしさは、焼き上がった生地だけで決まるものではありません。

米の香ばしさを生かしながら、しょうゆ、塩、海苔、えび、カレー、チーズなど、それぞれの味を均一になじませることで、商品の個性が生まれます。

味が濃すぎれば米本来の風味が分かりにくくなり、薄すぎれば物足りなく感じられる場合があります。また、同じ袋の中で一枚ごとの味に差があると、商品全体の満足度が下がってしまいます。

桃乃屋では、焼き上げたおかきせんべいへ味付けを行い、専用のドラムを使って味を均一になじませています。定番から変わり種、季節限定まで、幅広い味を展開していることも特徴です。

今回は、おせんべい屋における味付けと商品開発のスキルについて紹介します😊

米の風味を基準に味を設計する🌾

おせんべいの味付けでは、調味料の味だけを強く出せばよいわけではありません。

土台となるのは、焼いた米の香りと甘みです。

しょうゆ味であれば、しょうゆの塩味や香りが米の風味を覆わないようにします。塩味であれば、塩辛くするのではなく、米の甘みを引き立てる量を考えます。

チーズやカレーなどの味が強い素材を使う場合も、食べ進めたときに重くなりすぎないバランスが必要です。

まず焼き上がった生地そのものを味わい、その食感と香りに合う調味料の量を決めます。

米菓である以上、最後に米のおいしさが感じられることが重要です🍘

焼き上がりの温度を見て味を付ける🌡️

味付けを行うタイミングによって、調味料の付き方が変わります。

生地が熱すぎると、一部の調味料が急速に乾いたり、香りが飛んだりする可能性があります。反対に冷めすぎていると、味が表面へ付きにくくなる場合があります。

おせんべいの表面温度や乾燥状態を見ながら、最適なタイミングで味を加えます。

液体調味料と粉末調味料では、なじませ方も異なります。

液体が多すぎると食感が湿り、少なすぎると味むらが生じます。粉末を一度に大量に加えると、一部へ固まって付着することがあります。

少しずつ加えながら、全体へ広げることが大切です😊

専用ドラムで均一になじませる🔄

桃乃屋では、焼き上げたおかきせんべいへそれぞれの味付けを行い、専用のドラムで味を均一になじませています。

ドラムを回転させることで、おせんべい同士を動かしながら調味料を全体へ広げます。

ただし、強く回せば均一になるとは限りません。

回転が激しすぎると、せんべい同士がぶつかり、割れや欠けが増える可能性があります。弱すぎると、調味料が一部へ偏ります。

おせんべいの量、形、大きさ、味付けの種類に応じて、回転速度や時間を調整します。

手羽先味やカレー味など、粉末の風味を生かした商品と、あまから味のような商品では、必要な工程が異なることも考えられます。

機械を動かすだけではなく、中の状態を確認しながら調整することが製造スキルです。

味むらを見逃さない検品力👀

ドラムで味付けを行った後も、すべてが均一に仕上がっているかを確認します。

一部だけ色が濃い、粉末が固まっている、表面へ調味料が付いていないなどの状態がないかを見ます。

見た目が同じでも、味が均一とは限りません。

製造途中で試食し、最初に作ったものと後半に作ったものの味が変わっていないかを確認することも重要です。

同じ商品を繰り返し購入するお客様は、以前の味を覚えています。

いつ購入しても「いつもの味」と感じてもらうためには、細かな違いを見抜く検品力が必要です😊

定番の味を守るスキル🍘

桃乃屋の商品には、三色のえび・のり・しお、あまから、うめマヨネーズ、チーズ、カレー、わさびマヨネーズ、手羽先、のり甘塩、ベーコンペッパー、たこ焼、柚子こしょう、ごぼうなど、多彩な味があります。ミックス商品では、複数の味を一度に楽しめます。

商品の種類が増えるほど、それぞれの味を安定して再現する管理が必要です。

カレー味の製造後に別の商品を作る場合、器具へ香りや粉末が残っていると、次の商品へ影響する可能性があります。

製造する順番を考え、必要な清掃を行い、味が混ざらないようにします。

調味料の計量、投入順、ドラムの時間などを商品ごとに整理しなければなりません。

定番商品とは、昔から販売しているだけの商品ではありません。

何度購入しても同じ満足を届けられる、再現性の高い商品なのです。

新しい味へ挑戦する発想力💡

桃乃屋では、創業以来の製法を守りながら、時代に合わせた新しい味を取り入れています。定番だけでなく、うめマヨネーズ、手羽先、ベーコンペッパー、たこ焼、柚子こしょうなど、現代的で個性のある味も展開されています。

新商品開発では、珍しい味を付けることだけを目的にしてはいけません。

おせんべいの軽い食感と合うか、米の風味を残せるか、何枚食べても飽きにくいかを確認します。

最初の一枚で強い印象があっても、味が濃すぎて食べ進めにくい商品では、繰り返し選ばれにくくなります。

調味料の量を少しずつ変え、香り、塩味、甘み、辛みのバランスを比較します。

若い世代が興味を持つ味と、昔ながらの味を好むお客様の両方を考えることも大切です。

季節限定商品を企画するスキル🌸☀️🍁❄️

桃乃屋では、春のきなこ、夏の塩レモン、秋のバター醤油、冬のカニという季節限定フレーバーが用意されています。

季節限定商品には、今しか食べられない特別感があります。

春のきなこは、やさしい甘みや香ばしさを感じさせます。夏の塩レモンは、暑い時期にも食べやすい爽やかな印象をつくれます。

秋のバター醤油は、香ばしさとコクによって実りの季節を表現できます。冬のカニは、年末年始や寒い時期の特別感を演出できます。

季節限定商品は、既存のお客様が再来店するきっかけにもなります。

「今年もこの味の季節が来た」と楽しみにしてもらえる商品を育てることができれば、店舗とお客様の長い関係につながります😊

商品名から味を想像させる📝

新しい味を販売する際は、商品名も重要です。

お客様が名前を見た瞬間に、どのような味か想像できなければ、購入を迷うことがあります。

「あまから」「のり甘塩」「塩レモン」「バター醤油」など、味の特徴が分かる名称は、初めてのお客様にも伝わりやすくなります。

一方で、単純な説明だけではなく、商品を手に取りたくなる楽しさも必要です。

店頭では、味の特徴、辛さ、甘さ、おすすめの食べ方などを簡潔に案内します。

「お酒に合わせやすい」「子どもにも人気」「爽やかな風味」など、お客様の利用場面を伝えることも販売スキルの一つです🍵🍺

味の組み合わせを楽しめるミックス商品🎁

複数の味が入ったミックス商品は、初めて購入する方や、家族で好みが異なる方に適しています。

桃乃屋では七種類入りのミックス商品や、六つの味を組み合わせたギフトシリーズが紹介されています。六つ味シリーズでは、海老、海苔、塩、きな粉、黒胡椒、塩キャラメルを楽しめます。

ミックス商品では、単に余った味を一つにまとめるのではなく、全体のバランスを考える必要があります。

塩味、甘み、香り、辛みなど、異なる特徴を持つ商品を組み合わせることで、食べる楽しさが広がります。

袋を開けるたびに違う味を選べることは、お茶の時間や家族の団らんにも適しています😊

大人向け商品の開発力🥃

桃乃屋のギフトページでは、新ブランドとして「大人の燻製シリーズ」が紹介されています。燻製うめぼし、燻製クリームチーズ&ペッパー、燻製めんたいこなど、従来のおかきせんべいとは異なる風味の商品が展開されています。レシピは人気シェフが監修し、パッケージにも専門的なデザインが取り入れられています。

大人向け商品を開発する場合は、お茶請けだけでなく、お酒との組み合わせや贈答用途も考えられます。

燻製の香りを強くしすぎると、米の香ばしさが分かりにくくなる可能性があります。

おせんべいらしさを残しながら、これまでとは異なる体験をつくることが重要です。

伝統的な製法を守ることと、新しい市場へ挑戦することは、反対の考え方ではありません。

確かな土台があるからこそ、個性的な味へ挑戦できます。

試食から改善点を見つける👅

新しい商品は、一度の試作で完成するとは限りません。

焼きたて、冷めた後、包装から取り出した後など、異なる状態で味を確認します。

最初は香りが良くても、時間が経つと弱くなる場合があります。粉末が袋の底へ落ち、後半だけ味が濃くなる可能性もあります。

さまざまな年代のスタッフやお客様から意見を集めることで、作り手だけでは気づけない改善点を見つけられます。

「辛すぎる」「もう少し香りが欲しい」「軽い味で食べやすい」といった感想を整理し、商品の目的に合う形へ調整します🔄

伝統と新しさを両立することが商品開発の技術🌟

おせんべい屋における味付けと商品開発のスキルとは、濃い調味料や珍しい風味を加えることではありません。

焼いた米の香ばしさを中心に置きながら、調味料を均一になじませ、何度食べても飽きにくい味へ整えることです。

桃乃屋では、昔ながらの手焼き製法を守りながら、豊富な定番味、季節限定商品、燻製シリーズなど、新しい味にも取り組んでいます。

変わらないおいしさと、次はどんな味が登場するのだろうという楽しみ。

その両方を届けられることが、長く愛されるおせんべい屋の大きな技術なのです🍘🧂🌈✨